PASの持つ役割とは?

query_builder 2025/01/01
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電気設備による事故は、近隣や地域全体の停電につながりかねません。
そのような電気事故を防ぐ装置に「PAS(気中負荷開閉器)」と呼ばれるものがあります。
そこで今回は、PASの持つ役割について解説します。
▼PASの役割
■地絡事故の波及防止
PASは、ケーブルやキュービクルなどによって電気事故が起きた際に、停電が波及するのを防止する役割を持っています。
電気事故が発生した構内だけで地絡電流(地面に漏電する電流)を停止させるため、近隣や地域に停電が拡大しません。
波及事故は事業所で多く発生していて、事故原因に対処するPASは非常に重要です。
また現在ではほとんどの事業所で設置されており、電気系統や設備面の安全装置として欠かせません。
■短絡事故の波及防止
PASは、高圧設備で短絡事故が発生した際に、短絡電流(抵抗が弱くなり大きくなった電流)を検出し遮断します。
停電後に電力会社から再送電される時も作動して、事故の波及を防ぎます。
短絡事故は火災に発展する恐れがあるため、PASは安全設備として欠かせません。
▼まとめ
PASは電気系統や設備の安全装置として、ほとんどの事業所に設置されています。
地絡や短絡事故が施設内や周辺設備に波及するのを防ぎ、停電の拡大や火災の発生を防止するのに重要です。
京都の『番電設株式会社』では、商業施設や公共施設などをはじめ、さまざまな建物の電気工事を行なっております。
電気の安全設備に関するご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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