キュービクルにおける容量の決め方とは

query_builder 2025/02/17
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キュービクルの容量選定は、事業活動を支える電力供給の安定性に直結する、重要なプロセスです。
適切な容量を選ばなければ、コストの増大や安全上のリスクを招く可能性があります。
本記事では、キュービクルにおける容量の決め方について解説します。
▼キュービクルにおける容量の決め方
■負荷容量
キュービクルの容量を決める際には、電力需要を正確に把握することが重要です。
設備や機器ごとの消費電力をリスト化し、最大負荷容量を算出します。
負荷容量を算出する際には、すべての負荷を合算し突入電流を考慮することで、より正確な計算が可能です。
また将来的な設備追加を見越して、10?30%ほど余裕を持たせた容量設定が推奨されます。
■電力会社の契約条件
契約電力や力率改善の有無によって、必要な容量が変わります。
とくに高圧受電や特別高圧受電の場合、電力会社が定める契約容量を満たしていることが条件です。
■設置場所
物理的なスペースが限られている場合、設置可能な容量に制限が生じることがあります。
そのため、事前に設置場所の寸法を確認したうえで、容量を決めるようにしましょう。
■安全基準の遵守
キュービクルの設計および容量選定は、電気設備技術基準や関連する法規に基づいて行われます。
不適切な容量設定は、過負荷や短絡事故の原因となるため、遮断器や過電流保護装置の適切な選定が必要です。
▼まとめ
キュービクルの容量は、負荷容量・電力会社の契約条件・設置場所・安全基準の遵守などをもとに決定します。
最適な容量を選定することで、事業活動の効率性と安全性を確保できるでしょう。
『番電設株式会社』は、京都を中心に電気工事を請け負っております。
キュービクルの容量や選定・設置工事でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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